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2022.01.05

CMSって結局何?Webサイトの2つに1つは使われているコンテンツ管理技術の基本


はじめまして。
駆け出しWEB制作社員のダイチューです。

皆さん、「CMS」っていう言葉を
聞いたことありますか?

私はこの言葉を初めて耳にした時は、
「コマーシャルのスゴイやつか何かだろうか」と
???がたくさん浮かびました。

実は現在稼働中のWebサイトの2つに1つが「CMS」を導入しているんです!
2019年時点の調査では、インターネット上にあるWebサイトの総数は約17億。
そのうちの56.3%が「CMS」を導入していることがわかっています。

つまりおよそ8.5億のWebサイトがCMSを導入しているんですね。

こんなにも当たり前のように使われている「CMS」

それでいて耳馴染みのない人も以外に多い「CMS」
今回はこのサイト制作の名脇役である
「CMS」について一緒に学んでいきたいと思います!

そもそもCMSってなんですか?

「CMS」とは、
「コンテンツ・マネジメント・システム」の略です。

Webサイトにおけるコンテンツとは
テキストや画像、デザイン、レイアウト情報などのこと。

これらコンテンツを一括で
マネジメント(管理、保存)するシステムが
「CMS」というわけです。

理解を深めるため、導入している場合とそうでない場合を

比較して見てみましょう!

CMSを導入していないWebサイトではマークアップ言語(HTMLやCSS)や
JavaScript、PHPなどのプログラミング言語を用いてWebページのデータを作成し
保存・管理しなくてはいけません。

それに対して
CMSを導入しているWebサイトでは
個別に保存されている画像やテキスト、レイアウトなどの
コンテンツをデータベース上で一元管理しています。

それらコンテンツを必要に応じて取り出し、
Webページを自動的に生成してくれるのです。

CMSを導入してWebサイトを構築する主なメリット

それではCMSを導入することで実際に
どういったメリットがあるのか見ていきましょう。

チェック

  • 1.コンテンツの追加・変更が簡単になる!
  • 2.Webサイト全体の統一感を維持できる!
  • 3.SEO対策(検索エンジンに対して最適化)が可能になる!
  • 4.Webサイト運用・運営費用を抑える!
  • 5.マルチデバイスへの対応が容易になる!

1.コンテンツの追加・変更が簡単になる!

例えば、自社サイトに掲載中のサービス料金の価格が改定されたとします。
それがたった500円の変更だったとしてもCMSを導入していない場合、
社内にHTMLやスタイルシートなどに詳しい人間がいない限り、
Web制作会社に作業を依頼しなくてはなりません。

その点、CMSを導入していれば
Web技術に精通していない方でも手順書を見ながらCMSを
操作するだけで簡単なテキストの変更や、画像の差し替え、新規お知らせの投稿などが可能となります。

Webサイトの簡単な情報更新に関しては
社内で作業を完結させることができるようになるため、
時間も費用も削減することが可能になるんですね!

自社で情報公開のタイミングを決めることが出来るのは
大きなメリットと言えるでしょう!

2.Webサイト全体の統一感を維持できる!

同じWebサイト内でページが変わる度にデザインが変わってしまう
ようなWebサイトを見たことありますか?

こういうサイトって見ていて違和感ありますよね。

Webサイトの運用側にとってもページ毎に、
デザインが違っていたのでは
修正の際に抜けれ漏れが発生するリスクが高まってしまいますし、
更新作業に多くの時間がかかってしまいます。

CMSを導入していると同じテンプレートに沿って
ページを追加していくため、デザインに統一感がでます。

それにより、ユーザ側にとっても使いやすいサイトとなり、
ページの滞在時間を増やすことに繋がります。

またサイトの運用側にとってもメンテナンス性が向上するため、
修正にかかるコストを大幅に減らしつつ、
修正ミスの少ない快適な運用が可能となります。

3.SEO対策(検索エンジンに対して最適化)が可能になる!

SEOの効果は短期では現れませんが、
数か月から半年のスパンで効果が現れてきます。
CMSを導入すると中長期的にSEOにプラスの影響が現れます。

その理由としてはCMSを導入すると
W3C標準(W3CというWeb技術の標準化を行う非営利団体が定める規格)
に沿ったコードが自動的に出力されるからです。

検索エンジンはW3C標準に沿った互換性の高いコーディング
で作られたWebサイトに高い評価を与えます。

そのため、運用側はW3C標準などについて特に意識することなく
SEO効果の高いサイト運営を行うことができるわけです。

4.Webサイトの運用費用を抑える!

これまでも何度か触れましたが、CMSを導入することで
Webサイトの運用が行いやすくなるため、
自社で更新作業を行うことができるようになります。

そのため、継続的に運用コストを抑える効果があります。

またWebサイトの運用をまるごと外注化する際にもコスト削減が可能です。
外注を受けた側の企業もCMSの扱いは熟知しているため、
双方ともに管理コストをミニマムにできるんです。

5.マルチデバイスへの対応が容易になる!

CMSを導入していない場合、PC用サイトとスマホ用サイトは
別々に制作する必要があります。

それに比べCMSを導入している場合、
Webページに必要とされるコンテンツをデータベースに保存しておけば
そのデータを各デバイス毎に対応したテンプレートで適用してくれます。

つまり、保存した画像やテキストを元にPCからのアクセスには
PC用テンプレートで制作したWebページを、
スマホからのアクセスにはスマホ用のWebページを表示する
といった仕組みを簡単に実現できるようになるんです。

昨今ではスマホファーストの時代と言われるぐらい
多くのユーザーがスマホからWebサイトを閲覧するようになっています。

特に新卒採用などに力を入れたいのであれば
会社情報のほとんどをスマホでチェックする就活生に
好印象を持たれるためにもマルチデバイスの対応は必須になってきます。

以上の点からCMSを導入しマルチデバイスの対応を容易にしておくことが
長期的にもおすすめです。

CMSのシェア状況と代表的なCMSの種類

CMSのシェア状況は以下のようになっています。

▼▼▼

2021年4月時点
1位:WordPress 64.8%
2位:Shopify 5.4%
3位:Joomla 3.3%
4位:Squaresspace 2.5%
5位:Wix 2.5% 

WordPressのシェアが圧倒的多数を占め、
CMSのうち60%を超え、日本では80%近くに上るとか。

その凄さがわかります。。。

どうしてこんなにも使われているのか?

WordPressはオープンソースで基本的に無料で利用でき、
かつ誰でも自由にカスタマイズできる点で優れています。

カスタマイズが容易であり、
幅広いプラグインが用意されており機能の追加も簡単、
シェア率が高いため、困った時には
ネット上に解決策が載っていることが多いなどたくさんのメリットがあるんですね。

シェア率が高いのも頷けます。

まとめ

・インターネット上のサイトの半分がCMSで作られている。

・CMSとはWebコンテンツを一括で管理するシステム

・CMSを導入していると様々なメリットがある

 1.コンテンツの追加・変更が簡単になる!

 2.Webサイト全体の統一感を維持できる!

 3.SEO対策(検索エンジンに対して最適化)が可能になる!

 4.Webサイト運用・運営費用を抑える!

 5.マルチデバイスへの対応が容易になる!

・世界的にも、国内でもWordpressのシェアが圧倒的多数を占める

・WordPressはカスタマイズが容易かつプラグインで機能の追加の選択肢も豊富

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この記事を書いた人

大中 一晃

営業 / ディレクター

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