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2025.08.15

おすすめサイト翻訳ツール9選!それぞれのメリット・デメリットを比較してみた!


はじめに

運用中のWebサイトを多言語化しようとした時、自動翻訳ツールを使って対応することがあります。
プロの翻訳者による手動翻訳は精度が高いものの、どうしてもコストや対応日数がかさんでしまうなどの懸念があります。その点、自動翻訳ツールを使えば、コストを大きく軽減することができるからです。
しかし、いざ翻訳ツールを選ぼうと調べてみると「種類がたくさんありすぎて、どれを選べばいいのかわからない」といった新たな悩みが出てきませんか?

現在、翻訳ツールは20種類以上もあり、適切に選べば翻訳費用を抑えつつ、素早くWebサイトの多言語化が可能になります。
そこで、この記事では、おすすめの翻訳ツールをいくつかご紹介し、あなたの運用するサイトの規模や予算に合わせて、どれが最適なのかをわかりやすく解説していきます。

サイトの多言語化を検討し始めたばかりの方は、こちらの記事でサイト翻訳の基本を説明しているので、こちらからチェックしみてください。

おすすめ翻訳ツール比較表

今回ご紹介する翻訳ツールは、以下のラインナップになっています。
まずは、比較表の中からご自分の求める内容にあった翻訳ツールを探してみましょう。
各翻訳ツールの詳細は、本記事で解説していますので、最後までチェックしてみてくださいね!

※2025年8月現在の情報を元に作成しております。
※上記費用は、英語含めた4言語まで翻訳対応を行った場合の金額となっております。
※上記費用に追加で初期設定費用が発生する場合がございます。
※ご契約するプランによっては対応言語数や使用可能な機能が変わる場合がございます。

翻訳の品質を重視する場合

Myサイト翻訳

公式サイト『Myサイト翻訳』

日英の翻訳にDeepL翻訳を使用しており、翻訳の精度が高いことが特徴です。
日本企業向けの多言語化サービスとなっており、国内のサポート体制などが整っており、安心して始めることができます。京都市観光協会など観光業界での導入実績が豊富で、観光・宿泊業に特化したノウハウが蓄積されているのが特徴でもあります。

費用:スタンダードプラン 初期費用 55,000円~/月額6,6000円程度~
特徴:高水準の翻訳精度、プロの翻訳者によるチェックサービス(オプション)あり 、観光業界での豊富な実績とノウハウ

Autolingual

公式サイト『Autolingual』

Google翻訳をベースとしながら、独自開発の辞書機能により翻訳品質を大幅に向上させたサービスです。業界用語や専門用語を事前登録できるため、より自然で正確な翻訳が可能になります。訪問者のブラウザ言語を自動判別したり、翻訳キャッシュにより表示速度を高速化しております。
また導入が簡単で、翻訳対象ページのheadタグ末尾にスクリプトを挿入するだけで完了します。

費用:ビジネスプラン 初期費用不要/月額36,000円~
特徴:Google翻訳ベース+独自辞書機能、専門用語の事前登録可能、中規模企業での導入実績が多数

安さと導入の簡単さを重視する場合

GTranslate

公式サイト『GTranslate』

Google翻訳を活用した低価格の翻訳サービスです。WordPress、Shopify、Wixなど主要なWebサイト作成ツールに簡単に導入でき、技術的な知識がなくても設置可能な手軽さが魅力です。

海外SEO対策の機能が充実している点も嬉しいポイント。
検索エンジンが翻訳されたページをインデックスし、多言語ユーザーが自社サイトを見つけやすくなります。
また各言語に別個のドメインを持たせる言語ホスティングの機能があります。これにより、外国の国内検索エンジンの上位に表示されやすくなります。
URLも自動で翻訳されるので、投稿した記事ページなども各言語に適したURLに変更されます。これは多言語SEOにとって非常に重要なポイントです。

費用:ビジネスプラン 初期費用不要/月額29.99ドル~
特徴:低価格かつ、主要CMS対応で簡単導入、多言語SEO機能を多数搭載、技術知識不要で設置可能

ConveyThis

公式サイト『ConveyThis』

90以上の言語に対応する多言語化サービスで、特にECサイトやネットショップでの導入実績が豊富です。直感的でわかりやすい管理画面が特徴で、翻訳の編集や管理が簡単に行えるため、初心者でも安心して利用できます。
またプラン内容が豊富に用意されており、運用するサイトの規模にあった適切なプランを選べるのが魅力です。

費用:ビジネスプラン+ 初期費用不要/月額39.99ドル~
特徴:ECサイトでの豊富な実績、直感的な管理画面、豊富な料金プラン

大規模サイトやエンタープライズ向け

WOVN.io

公式サイト『WOVN.io』

日本発の代表的な多言語化サービスで、大手企業や官公庁の導入実績が多く、18000ものサイトへの導入を行っております。翻訳漏れを自動検知する機能、動的コンテンツのリアルタイム翻訳、多言語SEO対策など高度な機能を網羅しており、エンタープライズレベルの要求にも対応可能です。

費用:要問い合わせ
特徴:18,000サイト以上の導入実績、翻訳漏れ自動検知機能、動的コンテンツのリアルタイム翻訳、
最大43言語・77のロケール(言語と地域の組み合わせ)に多言語化

shutto翻訳

公式サイト『shutto翻訳』

比較的低コストから始めることのできるWebサイト多言語化サービスです。
サイトに1行のJavaScriptコードを埋め込むだけで多言語化が可能なため、サーバー環境に依存せず、HTML静的サイトやECサイト、CMSサイトにも即座に導入可能なことが魅力です。日本語サポートがある点も安心できるポイントです。

費用:エントリープラン+ 初期費用不要/月額6,600円~
特徴:最短3分で導入可能、130言語対応、月額6,600円(税込)からの分かりやすいプラン、コンテンツ編集機能で柔軟な編集が可能

SimulTrans

公式サイト『SimulTrans』

プロの翻訳者による高品質な翻訳を提供する専門サービスです。医療、法律、金融、技術文書などの専門性が要求される分野に特化しており、業界特有の用語や表現も正確に翻訳します。

費用:要問い合わせ
特徴:プロ翻訳者による高品質翻訳、専門分野特化(医療・法律・金融・技術)、カタログや契約書などの資料翻訳も対応

WordPressを使っている場合のおすすめプラグイン

WPML

公式サイト『WPML』

WordPressで最も利用されている多言語化プラグインで、100万以上のサイトに利用されている信頼性・安全性があります。豊富な機能により本格的な多言語サイトの構築が可能で、WooCommerceとの連携によりECサイトの多言語化にも対応しています。

費用:Multilingual Blogプラン 年額約6,695円(39ユーロ)~
特徴:WordPress最大手の多言語化プラグイン、WooCommerce連携でECサイト対応、充実したサポートと定期アップデート

Polylang

公式サイト『Polylang』

使いやすさを重視した無料のWordPressプラグインです。基本的な多言語化機能はすべて無料で利用でき、WordPressの標準機能との互換性も抜群で、全39カ国語対応しているため、小規模から中規模のサイトに適しています。

費用:基本機能は無料、プロ版は年額99ユーロ~
特徴:基本機能無料、WordPress標準機能との高い互換性、39カ国語対応

まとめ

おすすめの翻訳ツール

中小規模のサイト(ブログやコーポレートサイト)→GTranslate または shutto翻訳
月額数千円から始められる手軽さが魅力。WordPress、Shopify、Wixなど主要なサイト作成ツールに対応し、海外検索エンジンの対策もしっかりしています。「とりあえず多言語化してみたい」という方におすすめです。

大きなサイトや複数人で管理 → WOVN.io
翻訳漏れを自動チェックしてくれるなど、大規模サイトでも安心の機能が充実。企業向けのサポート体制も整っており、ECサイトや多拠点展開している企業に最適です。

翻訳品質を最重視 → Myサイト翻訳+プロチェック
AI翻訳の精度が高く、さらにプロの翻訳者がチェックすることで最高品質を実現。自治体、観光業、高級ブランドなど、翻訳の品質が会社のイメージに直結する場合におすすめです。

失敗しないツール選びの4つのコツ

低コストのツールで試す:月額数千円から始められるサービスもあるので、お試しでコストの低いツールを導入するのもあり
専門知識がなくても大丈夫なものを選ぶ:ITに詳しい人がいなくても設定できるツールを優先
将来のことも考える:サイトが大きくなったときに対応できるツールかチェック
困ったときのサポート:設定から運用まで助けてくれるサポートがあるか確認。なければWeb制作会社などに相談する

最後に

翻訳ツールは一度設定してしまえば自動でWebサイトを翻訳してくれるので、外国の方に向けたサイトの運用がとても楽になります。
本記事で紹介した機能や費用の比較を参考に、多言語化運用の予算規模とサイトのターゲットに適したツールをお選びください。また、多くの翻訳サービスでは無料トライアル期間を設けているため、まずは実際にサービスを体験し、自社サイトとの相性や翻訳品質を確認して導入してみることをお勧めします。

Webサイトの翻訳を検討し始めた方は、サイトを多言語化する際の基本から、具体的な方法、プロの手動翻訳と自動翻訳ツールのメリット・デメリットまでをわかりやすく解説した以下の記事を、ぜひチェックしてみてください!


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この記事を書いた人

大中 一晃

営業 / ディレクター

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聞く:常に聞く耳と姿勢を持つ(本当のニーズを理解するため、自分が学ぶために)
伝える:ユーザー、クライアント、制作者の三者に通じる言葉と絵を使う(形のないものを形にする仕事のため)

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