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2025.09.29

読書の秋に、社内の「おすすめ本」聞いてみました!📚


目次
  1. はじめに
    • 📕五十嵐さんおすすめ本 –『密やかな結晶』著:小川洋子
    • 📕大中さんおすすめ本 –『グラン・ヴァカンス: 廃園の天使1』著:飛浩隆
    • 📕田中さんおすすめ本 –『ルビンの壺が割れた』 著:宿野かほる
    • 📕杉田さんおすすめ本 –『ディレクターズ・カット』著:歌野晶午
  2. 最後に

はじめに

すっかり涼しい季節になりましたね!
好きな季節は秋🍂、岩瀬です!

秋といえば、「読書の秋」!
気温も心も丁度よく落ち着くこの季節、読書にはぴったりです。
ということで今回は、社内の皆さんの「おすすめの一冊」を聞いてみました!

📕五十嵐さんおすすめ本 –『密やかな結晶』著:小川洋子

「記憶狩り」によって少しづつ消滅していく世界、それを淡々と受け入れる人々。あらゆるものを失ったとしても決して奪われないもの、自分にとっての大切な「結晶」ってなんだろう、と考えさせられました。不穏な雰囲気ながら静謐で美しい作品です。2020年度「英国ブッカー国際賞」最終候補作。

『密やかな結晶』著:小川洋子

岩瀬からのコメント💬
記憶を失っていく世界、という設定からもう興味が湧きます…!
自分の大切なモノの記憶を失ってしまった時、自分にとっての「結晶」が何になるのか。私も読んだらきっと考え込んじゃいそうです🤔

📕大中さんおすすめ本 –『グラン・ヴァカンス: 廃園の天使1』著:飛浩隆

「夏休みが永遠に続くと思っていた……」
メタバース上に存在する仮想リゾート“数値海岸”。
1000年ものあいだ、人間の来訪が途絶えたこの場所で、AI達は無為な日々を繰り返していた。
少しづつだが、確実に、海岸は崩壊していく。崩れ去っていく世界に取り残され、使命を失った彼らは、何を「想い」、何を「欲する」のか?
実際の中身はというと、「蜘蛛」という得体のしれない化け物との闘いや、緊迫感のある逃走描写など、エンタメ性はけっこう高めです。
SFでありながらも説明的な文章というより、五感を刺激する感覚描写や、美しい風景描写が多く、自分がバーチャル世界に入り込んだような臨場感ある読書体験ができました。

岩瀬からのコメント💬
SF小説だ!仮想上のリゾート地、取り残されたAI、崩れていく世界、得体のしれない化け物…、興味を惹かれるワードだらけですね!
訪れる終末や「蜘蛛」の脅威の先にAI達がどうなってしまうのか、永遠の夏の世界の結末が気になります……

『グラン・ヴァカンス: 廃園の天使1』著:飛浩隆

📕田中さんおすすめ本 –『ルビンの壺が割れた』 著:宿野かほる

主人公はSNSでかつての恋人・未帆子を発見。
結婚式の当日に突然煙のように消えてしまった彼女と、DMで何度も思い出話に花を咲かせていきます。
読み進めるほどに得体の知れない不気味さが増していき、最後まで一気に読まされてしまう、とても面白い作品でした。

『ルビンの壺が割れた』 著:宿野かほる

岩瀬からのコメント💬
恋人だった二人の恋愛ストーリー?と思いましたが、このあらすじの様子だとどうやら一筋縄ではいかない雰囲気を感じました…!
タイトルにもある『ルビンの壺』にも意味ありげな感じがして、絶妙に気になります!🏺

📕杉田さんおすすめ本 –『ディレクターズ・カット』著:歌野晶午

ディレクター長谷見のヤラセだったTVの人気企画「明日なき暴走」内の若者たちの無軌道な行動。
それを知らぬ若いネクラ美容師が若者たちと交錯し殺人鬼に変貌、凶行を重ねる。
長谷見は視聴率アップを狙い暴走の末、職務停止に。だが彼は警察の裏をかき殺人鬼にコンタクト、殺人現場を映像に収めたいと…。

登場人物は誰も共感できないですが、どんでん返しがお好きな方はぜひ。
文庫版では「明日なき暴走」というタイトルに改題されています。

『ディレクターズ・カット』著:歌野晶午

岩瀬からのコメント💬
かなりクセの強そうな作品ですね…!?
「登場人物は誰も共感できない」という杉田さんのコメントから既に内容のぶっ飛び具合を感じました!見るからにヤバさMAXの作品ですが、逆に引き込まれちゃいます!!

最後に

というわけで、今回は社内の皆さんの「おすすめの一冊」をご紹介しました。
どれも興味深い本だらけで、私も思わず読みたくなってきました!
普段本を読む人もそうじゃない人も、気になる本があれば是非手に取って、読書の秋を一緒に楽しみましょう!📚🍂


いいねありがとうございます!

この記事を書いた人

岩瀬 夕紀恵

アシスタントデザイナー

《 仕事で大切にしていること 》
「人の気持ちに立ってデザインする」ということを大切にしています。
自分でデザインをする中で、自分本位にならず実際のユーザーの視点や気持ちになって、本当にこのデザインがいいのかを常に、いろんなことに疑問を感じながら制作しています。

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